●3月6日の「ともに生きる~みんなでゆうゆうゆう」のテーマは
「障害者の恋愛と性・出産」でした。
いまままで、障害者ゆえに恋愛をためらう人、知的障害がある女性が
売春させられていること、障害のために性行為ができない、などの
問題を取り上げてきました。
掲示板にも書いてくださったかたのように、
番組宛にお便りがきました。
「脳性まひの障害者で、子供を作るかどうか悩んでいる・・・」
私は障害のために出産できないので、今回の番組作りは
大変、精神的に苦しいものでした。
しかし、自分と向き合う貴重な時間とはなりました・・・・。
実名で登場してくださったお二人には心から感謝しています。
お一人は、結果的に子供を作らなかった男性のかた、
もうひとかたは、出産された女性。
お二人とも脳性まひの障害があります。
そして、最後に、障害のため、出産できない私から
同じような悩みを持つ皆さんへのメッセージをこめた番組を
作りました。
大変だったのは、なかなか、インタビューにこたえてくださるかたが
いなかったことです。
それだけ、「タブー視」されているのでしょうか・・・。
そういったことをなくしていきたくて、
毎年、必ず、「障害者の恋愛と性」をテーマとして取り上げています。
障害のない人でも、子供ができない人もいます。
あらゆる立場のかたが聴いてくださっていることを念頭におきながら
結果的に子供を作らず、夫婦での生活を充実しているかた
A.出産によって、自分も成長していけた、人生に大きな影響があった
とおっしゃるかた
B.出産できなくても、別の道で自分を活かす方法を探す・・・
(ナガサキの場合)
というケースをご紹介しました。
印象的だったのは、A・Bのかた、それぞれが、夫婦間の話し合いが
大事、とおっしゃっていたことです。
ナガサキは、子供ができないことを隠して、男性とお付き合いをしたことがあり、
結果的には破局しました。
今は、子供ができない、ということを相手に伝えて交際しています。
子供を産むか、産まないか、それは人生の中で大きな選択です。
障害者の皆さんにお伝えしたいのは、
「障害者だから、無理」と最初からあきらめるのではなく、
子供がほしかったら「自己決定」して、それぞれの人生を後悔しないよう、
夫婦で決めていくこと。
出演してくださったかたも、それぞれに、夫婦間の話し合いが大事だと
何度もおっしゃっていました。
口に出さずともわかるだろう、というのは、ありえない・・・・。
夫婦だからこそ、なおさら、話し合うことが大事なんですね・・・・。
先にも書きましたが、なかなか、オープンに、恋愛や性を語れる場が
ないことは残念です。
これからも番組を通して、「障害者の恋愛と性」を語り合える場作りを
続けていきたいと思っています。
皆さんの悩みや、日頃、考えていることなど
番組宛にお便りください・・・。
〒540?8501
NHK大阪放送局「ともに生きる」長崎圭子あて、です。
年に一度、と言わず、皆さんとキャッチボールをしながら
また、番組を作っていけたらいいなと思います。
(匿名、OKです)

